
こんにちは、カナダで1年間のワーホリ生活を経て日本へ帰国したamamiです。
今回は、海外生活をする中で利用する方が多いであろうエージェントについてお話します。
タイトルにもある通り、なるべくワーホリの初期費用を抑えて渡航したいと思っている方に参考にして頂ければと思います。
エージェントとは?
エージェントとは、私たちワーホリや留学生の海外生活をサポートしてくれるところです。
大小様々なエージェントがあり、現地にオフィスを構えているところもあれば、日本でのサポートのみの所、ネットでのやりとりを専門とする所まであります。
ワーホリや留学生への語学学校の紹介が主な仕事になりますが、エージェントによってはビザの申請代行や、航空券の手配、保険の申し込み、空港までのピックアップ、部屋の契約、現地での口座開設、英語学習に関するセミナーや仕事探しの方法、レジュメの添削…などなど、このような手厚いサポートをしてくれる所もあります。
エージェントを利用するメリット
エージェントを利用するメリットとしては契約など面倒くさい手続きは全て任せられるので「楽」ということ。そしていざとなったら頼れる場所があるという「安心感」でしょう。
またエージェントを利用する際の大きなメリットとしては、語学学校の契約を個人で申し込むより安く抑えられるというところです。ただ、必ずしもエージェントを利用した方が安いと言い切れるわけではありません。
実際に私も、いくつかのエージェントに見積もりをお願いしたのですが、全く同じ学校、同じ期間でも費用が大きく変わりました。エージェントによってレートが異なっていたり、手数料を上乗せされていたりした事が原因です。
行きたい学校が既に決まっているようなら、いくつかのエージェントに見積もりを提示してもらい、比較する事をおすすめします。
また上記にあげたように語学学校の紹介だけでなく、他にも様々なサポートを行ってくれるエージェントもあります。ですがこれは、エージェントを通じて語学学校の契約を行なった場合に限られます。反対に、語学学校の契約をしていない場合はエージェントのサポートを受ける事ができません。
なのでこれらのメリットをまとめると…
・語学学校へ通う予定の方で、個人申し込みと比較して費用が安くすむ場合
・お金に余裕があり、面倒くさい事はお任せしたいという方
このような方はエージェントを利用すると良いでしょう。
エージェントを利用するデメリット
一方デメリットとしては、やはりお金がかかってしまう点です。エージェントを利用する時点で入会金などの名目でお金がかかることもありますし、ビザ申請代行料金や、空港までのピックアップ料金などをその都度、手数料として払わなければいけない事もあります。
例えば、あらゆる手配を全てをエージェントへお願いした場合
- 語学学校3ヶ月36万
- ステイ先3ヶ月(食事なし)21万
- 航空券往復20万
- 海外保険20万
- 空港ピックアップ5千円
- 現地オリエンテーション3千円
これは私が利用したエージェントを利用した場合の費用になります。これらを合わせると最低でも初期費用として90万円以上はかかります。ここでステイ先を食事なしとしているのは実際に私がホームステイではなく食事なしのレジデンスを選択したからです。ホームステイの場合は何食分つけるかによって値段が変わります。
私の場合、初めてのワーホリという事もあり不安はあったのですが、なるべく費用を抑えたかったので全てを依頼はしませんでした。
実際にかかった初期費用
- 語学学校3ヶ月27万
- ステイ先2ヶ月(食事なし)14万
- 航空券片道9万
- 海外保険8万
- 現地オリエンテーション3千円
合計で約60万以下です。語学学校は週の授業数が少ないコースにして節約し、ステイ先は2ヶ月に短縮しました。航空券は自分で最安時期を調べて手配し、海外保険は現地のものに加入する形で大幅に節約ができました。
正直今思うとオリエンテーションはいらないし、ステイ先の期間をもっと減らす事もできたと思うので、もう少し節約できたような気もしますが、エージェントに全て任せるよりはかなり節約できていると思います。
実は、エージェントが代行してくれる作業の中にはエージェントに頼らずとも、自分1人で出来る作業が多い事も事実です。以下ではエージェントに頼らず、節約する方法を具体的に解説していきたいと思います。
エージェントに頼らず節約する方法
①ビザ申請
エージェントによってはビザ申請を代行してくれる所があります。その場合、追加で申請代行料金をとったり、語学学校の契約期間などを条件に無料にしていたりする所が多いです。
ですが正直いうと、エージェントに頼んだとしても入力情報は自力で集めなければいけないのであまり頼る意味がないと考えます。申請フォームは英語なので少し戸惑う事もあるかと思いますが、申請方法を丁寧に解説してくれているサイトも多くあるので自分で申請することは十分可能です。

↑私が参考にさせて頂いたのはこのサイトです。自分で申請しましたが何の問題もありませんでした。追加費用がかかったりするようであれば自力での申請をおすすめします。
②空港までのピックアップ
カナダへ着いてすぐに慣れない土地で公共交通機関を使うのに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、トロントの交通機関は日本の東京と比べれば100倍は簡単です。しかも安く、TTCを使えばどこまで行こうとも1回$3.25で行けちゃいます。エージェントの空港ピックアップはわりと値段が高めなので自力で移動できれば節約になります。
荷物が多くて電車に乗りたくないという事であれば配車専用アプリのUberを使うと便利です。タクシーよりも安くすませる事ができます。
③部屋探し
部屋探しについてはこちらの記事で詳しくお話しているのですが、自分で探す事が十分可能です。
むしろ私の場合、最初に用意してもらったステイ先で大変な思いをしました。最初はAirbnbやホステルなどを利用して滞在し、その間に自分で探すというのもありだと思います。
もしそれが不安という事であれば、エージェントに手配してもらうのは1ヶ月などの短期に抑える事をおすすめします。
④現地での銀行口座開設
銀行口座に関しては長く滞在する人や働く人にとっては必要不可欠です。エージェントが開設サポートをしてくれることもありますが、自分で直接銀行へ行って開設をする事も可能です。
むしろ、エージェントからの紹介だとプロモーションを受けられなかったりする事もあるのできちんと自分で調べて確認する事をおすすめします。
銀行口座開設方法とおすすめの銀行に関してはこちら↓
⑤携帯電話のSIM契約
携帯電話に関してはエージェントに紹介された仲介業者で契約しましたが、エージェントに教えてもらった仲介業者へ自分で行って契約しただけなのでエージェントが必ずしも必要というわけではありません。
モバコンという仲介業者を利用したのですが、日本人スタッフの方がいらっしゃったので安心でした。私はfreedom mobileという会社のSIMを契約しましたが、他にもFido、Rogersも扱っているようです。
freedom mobileは格安SIMなので繋がりが悪いという所がデメリットなのですが、普段生活していて困った事はありませんでした。ただ、電車の中は繋がらないです。下の写真の料金表には地下鉄でも使えると書いてありますが…笑
モバコン独自のプロモーションなどもあり、時期によっては安く契約できるのでおすすめです。

少し見にくいですが値段はこんな感じ。freedomが圧倒的に安いことがわかります。これはモバコン独自のプロモーションを適用しての値段になるので直接freedomへ行っても契約はできません。また、この値段設定は2019年のものになりますので現在の値段とは異なる場合がございます。契約の際はきちんと確認する事をおすすめします。
⑥航空券の手配
航空券の手配までやってくれるエージェントもありますが、正直自分で手配しても変わらないのでどっちでもいいです。自分で値段を比較して決めましょう。
⑦保険について
保険会社には多くの種類があるのですが、費用を抑えたいという事であれば現地の保険に入るのが安くておすすめです。日本の保険に入るより1/2以下の値段で加入できます。
ちなみに私が利用していた保険はこちら↓

申し込み自体は日本語で出来ますし、保険金の申請をする際の電話では日本語の通訳をつけてくれるので安心です。
結局、エージェントは必要なの?
語学学校へ通う事を考えているのであれば利用したほうがお得な場合があります。ですがそれ以外のサポートは正直頼る必要はないと思います。
もし私が今ワーホリプランを組むとしたら、語学学校1ヶ月10万+Air bnb2週間3万+片道航空券9万+海外保険8万の合計30万に抑えます。むしろ今なら学校には通わないという選択肢をとります。
エージェントを使う際は、本当に必要なサポートであるかをよく考えて、初期費用を節約しましょう。
またエージェントを利用する場合は、
①必ず現地にオフィスがあるエージェントを利用すること
②無料のエージェントを利用すること
を強くおすすめします。
ワーホリをする上で1番人に頼りたくなるのは現地で生活している時です。現地にオフィスがないようなエージェントではいざという時に頼る事ができません。エージェントの場所は確認しておきましょう。
また今の時代は無料エージェントがたくさんありますのであえて有料エージェントを利用する必要はありません。無料のエージェントって何か怪しい…最初は私もそう思ってました。ですがエージェントは、クライアントを語学学校へ紹介する事によって語学学校側から紹介料を貰っています。ビジネスとしては十分成り立っているので無料エージェントでも問題ありません。
おすすめエージェント
マイルストーンカナダ

こちらはビザ申請の際に紹介したワーホリシロップというサイトを運営しているエージェントであり、日本に1カ所、カナダではトロントとバンクーバーの2カ所にオフィスを持っています。LINEなどから語学学校の相談などができるため手軽にサポートを受けることが可能です。
BRAND NEW WAY
こちらは日本にもオフィスを持ち、カナダにも8カ所のオフィスがあるため現地サポートを受けることができます。更に8週間以上語学学校の契約をしていればこのエージェントのメンバーとなる事ができるため、より充実したサポートを受けることが可能です。見積もりをお願いした際も、かなり素早い対応で疑問にも親身に答えてくれました。
WILL留学センター
こちらはトロントの留学に特化したエージェントであり、日本にオフィスはありませんがメールなどのやりとりでカウンセリングを行う事が可能です。こちらのエージェントは私の友達の韓国人が利用しており、オフィスで行われるイベントに参加させて貰った事があります。現地サポートも充実していると感じました。
実は私が利用したエージェントは上記3つの中には入っていません。見積もりを比較し、安いところを選んだつもりだったのですが、結果的には安かったのか微妙なところです。涙
また現地サポートも充実しているとは言い難く、現地スタッフの態度も非常に悪かったのでおすすめできません。
まとめ
今回はエージェントの必要性についてお話させて頂きました。
エージェントが必ずしも必要ないというわけではないですが、抑えられる費用は抑えて節約した方が、現地での生活も有意義なものとなります。
エージェントを使う際は、本当に必要なサポートのみを依頼すること、またいくつかのエージェントを比較した上で選択することが大切です。
以上、amamiでした〜。
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