
ワーホリをする事を決めたはいいけど1年間を有意義にするにはいつ渡航すべきかとお悩みのあなた!渡航時期はとても大事で、どの時期に渡航するかによって1年間の過ごし方が大きく変わってきます。
また渡航時期によっては大幅な節税をする事も可能です。今回はワーホリするにあたってとっても大事な渡航時期についてお話していきます。
語学学校に行く時期と求人タイミング
渡航してまず最初に語学学校への通学を考えている方は通学時期よってその後のワーホリ生活が大きく変わってきます。
冬に渡航してすぐに語学学校に通う場合
何ヶ月通うかにもよりますが冬に語学学校に通う場合は冬の間に英語力の向上が期待でき、春の求人が多くなる頃から仕事探しを始める事ができます。
春から夏頃に求人が多くなる職種の一つにビーチ周辺の仕事が挙げられます。ダウンタウンから近くのWoodbine beachでは夏の間だけオープンするアイス屋さんなどもあり、一気に求人が増えます。
ローカルのお店が多いのでこの周辺で仕事をする事が出来れば英語環境を手に入れる事も出来るかと思います。
一つ注意点としては、夏の間は繁忙期なので週末にお休みを取るのは難しいというお店もあります。面接の際に確認しましょう。
語学学校を卒業してすぐに仕事をゲットできれば安心です。なるべく求人が多い時期に仕事探しを始められるように調節しましょう。
夏に渡航してすぐに語学学校に通う場合
夏に語学学校に通う場合、毎週末どこかしらでフェスなどのイベントが行われるため語学学校の友達と出かけたり、旅行に行ったりする事ができ、夏を楽しむ事ができます。
ですが、語学学校を卒業し、仕事探しをする時期が冬になってしまうと求人が一気に減ります。更に冬の時期の仕事探しは本当に辛いです。レジュメ配りとか本当に寒すぎて無理…。季節性のない仕事であれば求人もあるかと思いますが厳しい事は確かなのでせめて10月頃までには仕事を安定させておきたい所です。
短期で留学をする場合や観光ビザや学生ビザで滞在予定の方は夏に語学学校へ通うのは最適です。
語学学校についての記事はこちらを参考にしてみてください↓
節税をするには?

海外に長期間行くときに気になる事の一つが節税対策ですよね。
日本で社会人として働いている場合は会社側で納めてくれる場合がほとんどですが、退職後は自分で手続きをしなければいけません。かなりの納税額になるので収入がない状態だと結構な負担です。
ですがワーホリをする際、住民税、国民年金、健康保険の3つは海外転出届を提出する事によって納税義務を免除することが可能です。
住民税の節税方法
住民税は昨年度に得た所得を基にその年の納税額が決められ、支払う事になります。
つまり、2020年に全く所得がなかったとしても、前年の2019年に働いていた場合はその年の所得を元に2020年の住民税を支払う事になるのでかなりの出費になるという事です。
しかしこの住民税の支払いを免除できる場合があります。その条件が…
この条件に当てはまれば住民税の納税義務が免除されます。
例えば2019年の12月31日に出国して2020年1月1日を含め1年以上海外に滞在した場合は、2020年の住民税は免除されるという事です。
更に2020年に収入がない場合は2021年の住民税も免除となるので最大2年分の節税が可能です。
住民税は数十万の節税になります。社会人ワーホリの人はこの節税を行うために年末に渡航する人が多いです。
しかしこの1年間の海外滞在が必要ということを分かっていない人が多くいます。1月1日に日本にいなければ免除されると考えて1年未満で帰国してしまい、住民税を請求される事もあったそうです。そうなるとかなりの痛手なので気をつけましょう!
ワーホリビザは1年間なので、ワーホリビザだけで滞在するとなると1年ではギリギリです。自治体によっては1年間ちょうどの場合でも住民税が請求される場合もあるようです。
カナダのワーホリビザ終了後に他の国へ旅行へ行ったり、観光ビザへ切り替えたりする事で1年以上の海外滞在を行えば節税は可能ですので注意しましょう。
この滞在期間ですが、どうやって役所が知る事ができるかというとパスポートのスタンプです。近年は機械が行う自動化ゲートが多くあり、そちらを利用した場合は入国スタンプを貰う事ができません。日本に帰国する際は1年以上海外にいた事がわかるように有人ゲートに行き必ずスタンプを貰いましょう。
国民年金の節税方法
国民年金は、海外転出届を出すと同時に支払い義務が免除されます。なので特に渡航日などを気にする必要はありません。ですが人によっては、自動免除になるはずが手続きされていなかったということもあるようです。念のため役所で海外転出届を出す際は年金の免除もしたい旨を相談しましょう。
支払いをしていない期間の分、将来もらえる年金は減額されるのでもし満額での支給を希望しているようなら後から遡って支払いをする事も可能です。
国民健康保険について
会社を退職した場合、社会保険からは抜けてしまうため、個人で国民健康保険に入る必要があります。
ですが、この支払いも海外転出届を出す事で支払い義務を免除する事が可能です。ですがその間は保険診療は受けられないため一時帰国の際はお気をつけください。
海外保険には必ず加入しましょう。
ちなみに私は国民健康保険には入らず親の扶養に入り、社会保険に加入していました。無収入であれば扶養に入る事も可能なので親御さんの会社の保険事務所に相談してみるのもいいかもです。安くすむので。
帰国のタイミングでベストなのは?
日本での再就職を考えている場合は、帰国タイミングを考えなければいけません。職種にもよるので一概には言えませんが、2月〜3月と7月〜8月あたりは求人が増えるようです。
なので年末に出国して1年間とちょっと海外で過ごして1月に帰国すれば節税もでき、更に求人が多くなるタイミングで帰国もできます。
観光ビザなどを使って滞在を延長したいと考えている人も年末に出国して1年間のワーホリ+半年間の観光ビザでの滞在をして6月に帰国すれば、同じように求人が多くなるタイミングで帰国が可能です。
渡航時期は冬がおすすめ!
以上の事から、社会人ワーホリをする予定の方は日本での退職後、冬に渡航するのがベストだと思います。
これが私の1年間のワーホリスケジュールです。

私は秋に日本の仕事を辞めその後は実家でワーホリ準備をして、年末にカナダに出発しました。その後3ヶ月間、語学学校へ通い春の求人が増えるシーズンから仕事探しをする事ができました。
私の場合はこのスケジュールで、節税や仕事探しにおいては問題なかったので、これからワーホリを考えている社会人の方はぜひ参考にしてみて下さい。
ただし、ワーホリビザだけでカナダに滞在し、直接日本に帰国する場合は海外滞在期間が1年未満とされてしまう可能性があります。アメリカ経由などで帰国し滞在期間を1年以上にするといいでしょう。
また語学学校に通う期間を観光ビザで入国するというのも一つの手です。ただワーホリビザへ切り替える際はカナダ国外に一度出てから再入国する必要があるので手間はかかります。
まとめ
今回は渡航時期のおすすめについて書かせて頂きました。社会人で会社を退職してワーホリに行く場合は断然、年末に渡航するべきです。
節税できる分は節税して、その分の費用を現地で有意義に使いましょう!
ワーホリという1年しかない期間の中でその季節を過ごせるのは一度きりなので後悔しないよう事前に計画を立てておく事が大事です。
旅行などを楽しむにも最適なシーズンがあります。早めに計画を立てて充実したワーホリ生活を送って貰えたらと思います。
以上、amamiでした〜。
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