
こんにちは。カナダで1年間のワーホリを経て、日本へ帰国したamamiです。
今回は、カナダで働いている人は知らないと損をする ”タックスリターン” についてのお話です。
恥ずかしながら、仕事を始める前のカナダで暮らし始めた当初、ワーホリ生活が初めての私はこの存在を知りませんでした。
新しい家を紹介してくれた方から聞き、「絶対に忘れずに帰りなよ〜!これ、知らないままワーホリ生活終える人いるけど、本当損してるから!!」と言われ、絶対に忘れない…!と心に強く誓いました。笑
そこで、まだタックスリターンについて詳しく知らないという方に向けて申請時期、申請方法などを詳しく説明していきたいと思います。
ちなみに、私は帰国時期の都合上、個人で行うことができなかったので代行業者を利用しています。
実際にタックスリターンを代行業者に頼んだ場合、いくら位かかるのか、どこを利用するかなどについても共有していきたいと思います。
タックスリターンとは?
そもそもタックスリターンとは何かというと、日本でいういわゆる年末調整や確定申告のようなものです。毎年、1月から12月までの1年間の所得をもとに支払わなければならない税金を計算し納税する事をいいます。
一般的に、日本でもカナダでも、どこかの会社に勤めていた場合は会社側から毎月、所得税分が天引きされています。ですが、その引かれている所得税というのは確定した金額ではありません。なぜなら年末に最終的な所得税が確定するため、月々の給与支払い時点ではあくまで仮の所得税しか分からないからです。
そのため、年末になって支払うべき所得税が確定した後に、毎月天引きされていた分の所得税との差額を調整する必要があります。そこで、所得税を支払い過ぎていた場合は返金され、逆に不足していた場合は追加で支払う義務があるのです。
なので、冒頭でお伝えした、知らないと損をしてしまう可能性というのは、還付がある事を知らずに日本へ帰国してしまい、本来ならば受け取れるはずのお金を受け取れない事なんです。
日本で働いていた時は多くの場合、会社側が勝手に年末調整をしてくれていたので特に気にする事はなかったかと思いますが、カナダの場合は個人でこの年末調整を行う必要があります。
また日本と異なるのは無収入であってもタックスリターンを行わなければならないという事です。学生ビザで滞在中の方や、ワーホリビザで語学学校に通っていて収入はないという方も全員申請しなければなりません。
なぜなら、仕事以外でも支払った分の学費や医療費が控除となる場合があるからです。しかしこれには様々な条件があり、ワーホリの方で控除となる可能性は低いです。
ビジタービザで滞在中の方は申請義務はありませんがその他のビザで滞在中の方は全員が申請義務がありますので必ず行いましょう。
タックスリターンの時期はいつ?
タックスリターンを行う時期は決まっており、申請期間は2月末頃から4月30日までになります。

2月末くらいからT4と呼ばれる源泉徴収票のようなものを働いた職場から受け取る事ができるので、そのT4の提出をして申請を行います。
返金があった場合、申請から数週間〜数ヶ月で郵送によって小切手が送られてきます。早ければ数週間の事もありますが人によっては数ヶ月かかったという事例もあります。
4月末のギリギリになればなるほど返金までは長くかかるようです。いつまでに返ってくると明言はできないのですが、最低でも6月頃まではみておいたほうがいいでしょう。
個人で行う場合、この時期が大切です。というのも、ネットからの申請が可能なので、申請自体はどこにいてもできるのですが、郵送で小切手が送られてくるため、カナダに滞在している必要があります。
友達などが代わりに受け取ってくれるようならば個人での申請も可能ですが、ちょっと面倒ですよね…。
返金までにどれくらいかかるかは明確ではないので返金時期に帰国を考えている人は代行サービスを利用する事を考えた方が良いでしょう。
銀行振込を選択する事も可能ですが、カナダの銀行でないと受け取れない上に、初回申請では不可となっているのでワーホリの人には難しいです。
タックスリターンをする方法
タックスリターンを行う方法は大きく分けて2つあります。
①全ての手続きを個人で行う
個人で行うことで、代行会社に手数料をかけずに申請が行えます。英語での申請はやや難しいですが、ネットで探せばやり方も書いてあるので、初心者でも十分可能です。ただし、上記で述べた通り、返金時にカナダ国内に滞在している必要があるため、既に日本に帰国してしまっている方は難しいでしょう。
②代行会社に手続きをお願いする
既に日本に帰国している方、手続きが難しくて分からない、個人は面倒くさい、という方は代行会社にお願いすることが出来ます。多少費用は掛かりますが、書類を提出すればあとはお任せなので、楽ちんです。
冒頭でお伝えしましたが、私の場合は帰国時期の問題から個人で申請するのは難しかったため、日本の代行業者へお願いしました。
代行申請手数料、そして日本口座への送金手数料がかかりますが、面倒くさい手続きなしで申請ができ、還付があった場合は日本の口座へ送金してもらえるのでやる価値ありです。
私が代行をお願いしたのはタックスリターンお助け隊という業者です。

代行申請手数料は1年間の申請の場合は$50。
2年間の申請の場合は$80でした。日本円の場合は8000円になるのでレート的に考えるとカナダドルで支払いをした方が安いです。
タックスリターンお助け隊への代行申込自体はT4などの必要書類が揃っていなくても可能なので、カナダにいるうちにカナダドルで支払いをしておいた方がいいかもしれません。手数料の支払いはE-Transferから支払いが可能です。
返金があった場合の振込先の口座には日本の口座を指定する事が可能です。
私は2018年の12月に入国しは2019年12月に出国しているのですが、この場合は2018年分と2019年分の2年分を申請する必要があります。
2018年12月は収入もありませんが1年分としてカウントされるようです。無収入でも申請義務があるので当たり前ですね。
上記のホームページからメールにて申込ができ、やりとりは全てメールで行う事ができます。必要書類をメールで送るだけで申請が完了するのでとても楽です。
代行業者に関しては他にも色々とあるようですが、手数料に関していうとそこまで大きな差はありませんでした。こちらの代行業者に依頼をしてみて、今のところ不満などは一切なく、スムーズに申請手続きが進んでいるのでおすすめです。
タックスリターンに必要なもの
タックスリターンに必要なもの
・T4
・SINナンバー


T4というのは源泉徴収票のようなもので、働いた会社ごとに貰う必要があります。1年間のうちに3か所で働いたのであれば3枚のT4が必要です。既に職場を退職している場合はPDFや写真でもいいので送って貰いましょう。
2月中旬から3月末までには送られてくるかと思いますがもし来ない場合は職場に問い合わせてみましょう。
働いた期間などは関係なく、3日間でも働いた場合はT4を提出する必要があるので、短い期間しか働いていない場合もT4を受け取りましょう。ひとつでも提出しなかった場合は申告漏れとみなされてしまいます。
まとめ
今回はカナダのタックスリターンについてお話しました。
時期によっては自力でタックスリターンを行うことも可能ですが、代行サービスを頼まなければいけない場合もあります。
人それぞれ収入や元々支払っていた税金の額が違うので、還付が必ずしもあるとは限りませんが、ワーホリの場合、多くの方が還付を受けているようです。
既に日本に帰国していても代行会社に頼めば申請する事もできますし、これは義務であるのでタックスリターンは必ず行いましょう!
2020年3月現在、私も2019年分を申請中ですので、結果が分かり次第こちらに追記したいと思います。
還付があるのかどきどきです。
以上、amamiでした〜。
コメント
Hello! Someone in my Facebook group shared this site with us so I came to check it
out. I’m definitely loving the information. I’m book-marking and will be tweeting this to my followers!
Great blog and wonderful design.